広島でお薬卒業薬剤師をしております
ママ育 薬剤師の横田麻衣です。
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乳児湿疹を治してあげたい ~栄養素編①
前回は、乳児湿疹~食べ物編を書かせていただきました。
今日は、「特にどんな栄養素をとったほうがいいのですか?」のご質問の答えです。
分子整合栄養医学では、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の原因を栄養不足であると考えます。
たんぱく質・ビタミン・ミネラルの栄養素不足によって正常な皮膚が作られにくくなり
その結果、赤ちゃんの皮膚が乾燥してしまう、バリア機能が正常に働かず刺激に負けてしまう
ということが起きてしまいます。
これが赤ちゃん、もしくは母子間で起こっているのが、「乳児湿疹」です。
あまり知られていませんが、妊娠中ママに鉄や亜鉛などのミネラル不足があると
産まれてくる赤ちゃんの皮膚が弱くなります。
母乳もしくはミルク中に亜鉛欠乏があると、赤ちゃんの栄養不足を引き起こし「乳児湿疹」になりやすくなります。
皮膚に限らず、妊娠中・授乳中のママの栄養状態は、赤ちゃんの健康状態を決める重要な要素であることを忘れてはいけませんね。
では、詳しくみてみます。
「乳児湿疹」に関して、とりたい栄養素は大きく分けて4分野かと思います。皮膚を作る(新陳代謝を活発にする)栄養素
ストレスに対抗する栄養素
これらに関わる栄養素を心がけてとっていきましょう。
皮膚を作る(新陳代謝を活発にする)栄養素
私たちの体の表面を被っている皮膚には、肌の水分を保ち
外から異物が侵入するのを防ぐという役目がありますよね。
いわゆる皮膚のバリア機能です。
そこには常在菌といわれる善玉菌がいてくれて、病原菌から肌を守ってくれていますし
紫外線もカットしてくれています。
このような皮膚を作っているのは、当たり前ですが私たちの食べたものからの栄養素です。
ですから、皮膚を作ってくれる栄養素をしっかり食べましょう。
- たんぱく質(アミノ酸)
皮膚を作る代表格ですね。赤ちゃんは特にアレルゲンになる場合も多いですから、ママがしっかりいい食材からとりましょう。
大豆・大豆製品 卵 お魚 お肉 レバー
※レバーは、解毒器官であり有害物質を含むことがあるため控えめに。 - ビタミンB6
アミノ酸代謝、糖新生、脂質代謝など多くの働きに、補酵素として助けます。
アミノ酸代謝がうまく進まないと、お肌が作られにくくなります。
皮膚の健康維持に欠かせない栄養素です。
ごま バナナ まぐろ かつお
※まぐろ・かつおなどの大型の魚は、水銀が多いため控えめに。 - ビオチン
たんぱく質を作ることにも関与し、コラーゲンやセラミドの生成も助けます。
腸内細菌によって作られるため、通常は不足しませんが、抗生物質を使用したり、ストレス過多などで腸内細菌のバランスが悪くなると不足しやすくなります。
鮭 お肉 ほうれん草 トマト にんじん 乳製品
※乳製品は、腸内環境を乱してしまいますので控えめに。 - 亜鉛
必須ミネラル。現代人の不足ミネラルの代表格。
細胞分裂に関わり、傷を治す、免疫を働かせる、子供の成長に携わる、味覚を維持するなど
100種類以上の酵素の働きを助ける重要ミネラル。
食品の中にも不足し、食品添加物(リン酸塩)などで排出されてしまうため、現代人は不足している人がほとんど。
風邪をひきやすい、髪や爪が痛む人はかなり不足傾向です。
牡蠣 うなぎ きな粉 ごま ナッツ類
- パントテン酸
ほとんどの食品に入っており、あまり不足しません。
不足すると皮膚炎を引き起こし、成長を止めてしまう。
ほとんどの食品に入っています。
- ビタミンA(βーカロテン)
細胞分裂の正常化に働きかけます。
動物性食品に含まれるレチノールと植物性食品に含まれるβーカロテンとがあります。
冬のお肌の乾燥には非常に大切になってきます。
レチノールは、過剰症に注意。
βーカロテンは、とりすぎることはないと言われています。
バター レバー うなぎ ほうれん草 小松菜 にんじん
- ビタミンC
抗酸化物質として、とても有名なビタミン。
コラーゲンを作るのにも関わっています。
風邪などの感染症時には、多めに飲むことで治癒を助けてくれます。
グレープフルーツ レモン アセロラ トマト
ママが風邪をひきやすい、さかむけができる、お肌や髪・爪が痛む、お肌が乾燥するというのは、皮膚を作る栄養素不足のサインですからしっかり補給しましょうね。
食事で補えないときは、正しく安全なサプリメントもうまく活用しましょう。
次回は、乳児湿疹を治してあげたい栄養素編②
ストレスに対抗する栄養素についてお伝えいたします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
最近、分子整合栄養医学という言葉が一般的に浸透してきてくれたこと
とてもうれしく思います。
食べたもので身体は作られるという当たり前のことを、医学的に追求した学問ですが
これをぜひ実生活に活かしていただきたいと思います。
栄養学を学んでいてとても痛感することは、
ある栄養素について調べていると、「多くの食品に入っており、通常の食生活では不足しない」という文言を多く見かけます。
しかし、実際に不足している人も思いのほか多い。
食品中の栄養素が減ってきたこと
食材が昔の栽培方法、旬ではないこと
電子レンジ調理が増えたこと
お惣菜やお弁当を買ってくる、外食が増えたこと
食品添加物の使用が増えたこと
ストレスにより、栄養素が消費されすぎていること
土壌や空気やお水なども、汚染されてきていること
たくさんの理由があると思いますが、「通常の食事をしていれば・・・」
が通用しなくなってきているのが残念でなりません。
難しいことを知らなくても、「通常の食事をしていれば健康!」という環境を早く取り戻し
子供たちに残してあげたいものですね。
お薬卒業薬剤師 横田 麻衣
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