現代人の多くがアレルギーに悩まされているかと思います。食品アレルギーや動物アレルギー、 化学物質アレルギーなど様々な種類のアレルギーがありますが、その中でも多くの人が改善方法を知りたいと思っているのは花粉症ではないでしょうか。酷い花粉症は実生活にも大きな影響を及ぼします。
こちらでは、改善に役立つ基礎知識をご紹介します。

花粉症は増えている？

花粉症に限らず、多くのアレルギー体質の方が、ここ40、50年で急激に増えたと実感しているのではないでしょうか。実際に環境省の調査でも患者数は急激に伸び、いまや人口の5人に1人が花粉症だとも言われています。また小学生や幼児にまで低年齢化していることも問題のひとつです。その原因と照らし合わせて考えてみると、その理由も納得できるものがあります。

生活・環境の変化

日本で花粉症が増えている原因として次のようなことが挙げられます。

花粉の量自体が増えた…戦後山野に植林されたスギ・ヒノキに十分な手入れが施されていない。

生活の変化…自然の食材ではなく人工的な食べ物・肉などのたんぱく質の摂取、夜型の生活習慣や喫煙などが多くなった。

無菌環境の増加…全国的に衛生環境が改善され、感染症やアレルギーに対する免疫が弱くなった。

外部環境の変化…都市部を中心に排気ガスや大気汚染が増えた。
また、アスファルトの道路が増えたことで着地した花粉が舞いやすくなった。

有効な対策とは？

現在有効な花粉症対策として症状改善につながる画期的な方法は見つかっていません。
しかし、体質改善によって花粉症に負けない健康的な体に近づけることはできます。
例えば、夜型の生活習慣を改善し早寝早起きを心がけるだけでも有効な方法です。
また、人間のカラダは呼吸器などの臓器、筋肉、血液など様々な要素がそれぞれの役割を十分に果たすことで健康を維持していけます。その役割を果たすために栄養の面から体を見直してみるのもおすすめです。花粉症を起こしにくいカラダ作りを目指していきましょう。